脚本テキストの書式
Scenaloomの脚本の書式は、今いる要素によって決まります。Tab、Enter、Mod+1〜7 で要素を選べば、エディタが余白、大文字、行間を整えます。字下げや (MORE)、(CONT'D) を自分で入力する必要はありません。
要素と使いどころ
- シーン(柱):いつ、どこで起きるか(INT. または EXT.、場所、時間帯)。すべてのシーンはここから始まります。
- ト書き:見えるものと聞こえるものを現在形で書きます。
- 登場人物(役名):話し手の名前を大文字で、セリフの上に書きます。
- 括弧書き:(quietly)(小声で)のように、セリフの言い方を短く添えます。
- セリフ:口にされる言葉です。
- 転換:CUT TO: や DISSOLVE TO: などで、右寄せになります。
- ショット:WIDE ON THE HARBOR(港の引き)のようなカメラの指示です。
- 字幕:画面に表示する文字です。
- コメント:自分や共同執筆者へのメモです。
TabとEnterで要素を切り替える
Enter を押すと、ふつう次に来る要素が始まります。Tab は空行の要素を切り替え、ト書き、役名、転換、柱の順に進みます。セリフの部分では、セリフと括弧書きを切り替えます。Shift+Tab で空行の要素を一つ前に戻せます。
- 柱のあとで Enter:ト書き。
- ト書きのあとで Enter:続けてト書き。空のト書き行で Tab:役名。
- 役名のあとで Enter:セリフ。Tab:括弧書き。空の役名で Tab を押すと転換に進みます。
- 括弧書きのあとで Enter:セリフ。
- セリフのあとで Enter:ト書き。Tab:括弧書き。空のセリフ行で Enter を押すとト書きになります。
- 転換のあとで Enter:柱。
- Mod+1〜Mod+7:柱、ト書き、役名、括弧書き、セリフ、転換、ショット。Mod は Mac では ⌘、それ以外では Ctrl です。
- Esc のあとで Tab:キーボードで脚本の外に移動します。
入力を減らすショートカットが3つあります。ト書きの行に人物名を大文字で入力すると役名になり、空のセリフ行で ( を入力すると括弧書きが始まり、ト書きで @ を入力すると名前で人物をリンクできます。行頭や行末を越えて Shift+↑ や Shift+↓ を押すと行全体を選択でき、Alt+Shift+↑ または ↓(Mac では ⌥⇧)で行を移動できます。
柱(シーン見出し、スラグライン)
柱は、英語ではシーン見出しやスラグラインとも呼ばれ、屋内か屋外か、場所、時間帯の3つの部分に分けて保存されます。そのため、シーン一覧、ロケ地のページ、CSVの表がその情報を読み取れます。柱を書いていると、INT.、EXT.、INT./EXT.、EXT./INT.、登録済みのロケ地、そして DAY、NIGHT、DAWN、DUSK、CONTINUOUS、LATER、MOMENTS LATER、SAME といった時間帯の候補が表示されます。Tab で次の部分に進み、Enter でロケ地を選ぶか新しく追加します。ロケ地のページで名前を変えると、それを使っているすべての柱が書き換わります。書き方の決まりは柱(シーン見出し)のガイドを参照してください。日本式の「○場所(時間)」で書きたい場合は、アジア形式のレイアウトが使えます。
セリフ、括弧書き、(CONT'D)
同じシーンで、ト書きをはさんで同じ人物が再び話すと、役名に (CONT'D) が自動で付きます。自分で入力する必要はなく、書き出しでも同じように付きます。セリフが改ページをまたぐときは、ページの終わりに (MORE) が入り、次のページで名前が (CONT'D) 付きで繰り返されます。2人が同時に話す場面では、2つ目のセリフにカーソルを置いて Mod+D を押すと、同時セリフとして前のセリフの横に並びます。
転換とショット
転換は大文字で右端に揃い、ページの先頭に来ることはありません。ショットは柱と同じく全幅で印字され、続く行と同じページに保たれます。どちらも控えめに使いましょう。たいていのシーンは、ト書きがカメラの位置を暗に示しているほうが読みやすくなります。
書式チェック
書式バーには明らかなミスだけが一覧で表示され、それぞれ該当する行にリンクしています。セリフが続かない役名、役名のないセリフ、空の柱、そして同じ人物の名前が脚本の別の場所で違う表記になっている箇所です。行番号をクリックしてその行に移動し、直せば件数が減ります。